がむしゃら不動産経営

ただ会社員が完全な経済的な自由を手に入れるまでを綴ります。巷の本のようなスマートな話はありませんが、確実に前に進んでいきます!

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確定申告で税理士は必要か?

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結論としては、税理士にお願いしなくても確定申告はできます。青色申告で行う複式簿記も販売されている会計ソフト(freee、弥生とか)を使えば誰でもできます。
簿記を勉強したことがある人なら分かると思いますが、個人で行う事業であれば勘定科目は少ないので、個人でも簡単にできますし、不動産経営は特にお金の流れがシンプルなので、更に簡単です。

 

でも、筆者は確定申告を税理士にお願いしています。
ちなみに税理士支払っている報酬は、年間12万円程度です(売却・購入したときは変動します。)。これは確定申告の作成・提出の報酬であって、税理士と顧問契約を結んでいる金額ではありません。
決して安くない金額だと思いますが、それでも税理士にお願いしている理由は3つあります。

 

 

①最新の税制、最優良の税制処理で反映してもらえる

税制は常に変わっています。自分でも数年に一度確定申告について纏めた本(よく巷に売っている本です)を買って収集するようにしていますが全てを理解することは難しいです。

例えば、寄付金を支払ったときは、所属控除・税額控除の2つの処理方法があり有利な方が選択をできますというようなものや、仮想通貨のような新しい手法による利益に対する税制等、様々な処理方法や特例があり、これらを専門家にサポート頂けるのはかなりありがたいですし、税理士と話していると大変勉強になります。

 

②間違いのない(少ない)申告を行うため

かつては確定申告を自分でおこなってましたが、税理士にお願いを始めたときにいくつか指摘を受け、修正申告を行いました。誤った処理方法や勘違いで処理したことが原因でした。というように自分で作ると作業に集中するあまり、ミスに気づかずなんとなくそれっぽい数字が出たらそのまま申告してしまうのです。また、新築のワンルームマンション投資では営業マンが個人が本来適用できない処理方法を進めることもありますので、もし税務署から指摘を受けた場合、追徴課税や重加算税を受けたり、勤務先に対しても報告が必要になったりすることにもなり兼ねません。(すべての業者で行っている訳はないと思いますが・・・)

現在は、棟数が増え、雑所得もあり、領収書とかの書類だけで5cmくらいにもなるので、必要書類の整理だけでも一苦労なのに、それ全てをミスなく入力して、申告するのはかなり大変です。しかも、年度末は仕事が何かと忙しいので、間違えることは必至です。
なので、税理士にお願いして確定申告の作業をしてもらい、できたものを筆者が確認しています。一応筆者も税理士も人間なのでごくたまに間違えたり、勘違いしたりするので、筆者から指摘することもあります。このように、自分のミスにはなかなか気づけませんが、他人のミスには気付きやすいので、間違いの少ない申告を行うことができると思っています。

 

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③税務署による「お尋ね」「税務調査」への対策

税務署による「お尋ね」とは、「税務調査」の前段の納税者へのヒヤリングみたいなもので、税務署から書類が郵送されてます。
対象となりやすいひとは、個人事業主や不動産を購入・売却など大きな金額が出入りした人で、目的はお金を流れを確認するために行っているものです。これは粛々と回答すればいいのですが、問題は税務署職員が直接自宅まで来る「税務調査」です。「税務調査」は『事前に予告があるもの』と『予告がないもの』があると言われています。後者の場合、(まだ、)サラリーマンである筆者の場合、会社に勤務中でも帰ってきて対応を迫られる可能性がありますが、仕事を急に休むことはかなりしんどいのですし、会社の上司・同僚・部下に対しても不信感を抱かれます。
なので、筆者は税理士に確定申告の作成を依頼する際に、税理士法30条の税務代理権限証書」も税務署に提出するよう依頼しています。「税務代理権限証書」を合わせて提出することで、基本的には税務署から直接筆者に連絡が来ることはなく、税理士に連絡・確認が行われます(例外的に納税者に直接連絡があることがあるみたいですが、同時に税理士に連絡されるみたいです。)。税務署から税理士への確認で問題がなければこれで終了です。
また、依頼された税理士も「税務代理権限証書」を税務署に提出するので、より丁寧にミスのないように正しい申告をするようになります。

以上の理由の中でこれがお願いする理由の中で最も大きな理由です。つまり、税理士への報酬に用心棒代も含まれているわけです。


確定申告を税理士にお願いするか、お願いしないかについては賛否が分かれるところだと思います。
筆者は今後も不動産事業の拡大を目指しているので、申告漏れや間違いで修正申告を行いたくありませんし、税務署から目を付けられたくないので、これからも税理士にお願いして申告をしたいと思っています。
是非この記事を参考にして、税理士にお願いするかしないかを考えてみてください。

また、自ら事業を行う上で「簿記」の知識については身に着けていて損しません。簿記3級であれば数カ月で取得できますので、興味がある方は簿記検定を受けてみてはいかがでしょうか?

  

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

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