がむしゃら不動産経営

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【忖度無し】投資家の入門書:ロバキヨ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」のレビュー

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投資家・起業家等を目指している方のほとんどが知っているロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」についてです。筆者も不動産経営を始めてからこの本を読み、少なからず影響を受けました。

特に有名なのは「ESBIのキャッシュフロー・クワドラント」です。要は労働者よりも投資家・実業家の方か富も時間も心にも余裕があるので、サラリーマン等の労働者から投資家・実業家を目指しましょうということです。詳しく説明しませんが、ロバキヨ氏がこの法則に従って金持ちになったのですが、たまにカフェでネットワークビジネスの勧誘者がこの本のことやその考え方を用いるなどいいように使われているときもあります。
投資に興味を持つ人からこの本について聞かれることが多いので、今日はロバキヨ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」について本気だけど簡単にレビューをしてみたいと思います。

 

 

ロバート・キヨサキ氏とは?

そもそもロバート・キヨサキとは何者でしょうか?

「キヨサキ」とあるので日本人ぽい名前ですが、彼の書籍の著書は全てカナタナですし、名前が「ロバート」なのでなんか日本人ぽくないです。
彼は「日系4世」のアメリカ人で、職業は実業家・投資家です。というか日系4世ともなると日本とも繋がりがりもほぼない完全なアメリカ人ですね。
ロバキヨ氏は自らの投資家・実業家の経験を本として出版していますが、もともと金持ちだったわけではないです。大学卒業後、海兵隊からサラリーマンとなり、様々な壁に直面する中で考え方が変わり、起業・投資を積極的に行い、成功しました。現在の推定資産は100億円超とも言われています。

 

「金持ち父さん貧乏父さん」はどんな本?

この本ではロバキヨ氏が投資家・実業家として成功するまでの体験してきた様々な出来事を織り交ぜながら、ファイナンシャルリテラシーを学ぶことができます。
最近の日本でも、「終身雇用の崩壊」「一億総中流」といった言葉が死語となりました。
親や先生がいう「良い会社に行くために、良い大学に行き、そのためにひらすら勉強する」というステレオタイプの生き方は今後通用しないでしょう。それに加えて日本全体も成長せず、全体的に閉塞感包まれています。その閉塞感は良い会社のサラリーマンになっただけでは解消されません。
なぜなら、良い会社でも突然潰れるかもしれませんし、その前にリストラに合うかもしれません。また、人口減少などで国力が低下した日本では年々年収が低下(一方、税金・公的年金等は上昇)しているので、贅沢しなくても生活が苦しくなっていくでしょう。つまり普通しているのにどんどん貧しくなっていくのです。
この本では、サラリーマンのような雇われている立場から、富も時間も心にも余裕がある投資家・実業家になりましょうと説いています。
特に有名なのが「ESBIのキャッシュフロー・クワドラント」の考え方です。
E(employee):従業員
S(self employee):自営業者
B(business owner):実業家
I(investor):投資家
「ES」が自分の時間を切り売りする労働者的な位置づけに対して、「BI」が自分以外の資本が働く資産家的な位置づけです。「ES」を脱して「BI」になりましょうということです。

 

読んだ感想は?

272ページもあるやや分厚い本ですが、難しい内容はなく、分かりやすかったのでさらっと読めました。和訳した白根さんの訳し方が上手いのもありますが、世界3,000万部、日本でも300万部売れているだけあってシンプルに内容が面白いんだとおもいます。
ただ、この本を読んだからといってすぐに運用が出来るようになるわけではありません。最適な投資商品やテクニックを教えて貰えるわけでもありません。
それもそのはずでロバキヨ氏がアメリカ人なので、アメリカでの出来事を書いていることから日本にはない金融商品金利水準がたびたび出てくるので簡単にマネできるような内容ではありません。
この本から得られるものは、この記事で何回も繰り返し書いている多くの人がサラリーマン的ポジションから脱することができない凝り固まったその考えから解放させ、資本を働かせることで、投資家・実業家になりましょうということにつきます。
ただ、投資や事業の成功には年単位、十数年単位の時間を要します。時に壁にぶつかり、孤独になり、不安になることもあります。それでも常に投資・事業と向き合い成果を上げ続ける強いマインドを持ち続ける必要がありますが、そのマインド形成にこの本が役に立つでしょう。筆者も自分の決めた道が間違いないと確信に変わった本の一つです。

これから投資を始める人も読むべき?

読んだことがないのであれば、間違いなく読むべき本だと言えます。
投資に迷いがある人の背中を押してくれるのでしょう。ただ、そんなに安くない本なので、周りに投資を行っている人が何人かいれば持っている人もいると思うので、借りて読んでもいいでしょう。
また、「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズは沢山あるので、一度も読んだことはない人は基本書から読みましょう。基本書が面白ければよりマニアックな投資ガイド編やキャッシュフロー・クワドラント編等を読んで見てはいかがでしょうか?

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

 

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