宅建士試験は毎年の受験生の出来不出来によって合格点が上下する試験です。
なので、試験直後から実際の合格発表まで予備校の発表する合格予想点を見ながら一喜一憂することになります。
2022年度試験結果が11月に発表されましたので、合格点の予想制度が高い予備校・講師を調べてみました!
宅建試験の合格点の推移と最高・最低点
2000年以降の合格点をグラフにしてみました。2000年以降の合格点の最高は38点(2020年1回目)、最低は30点(2000年)です。
合格点は出題される問題の難しさによって上下するので、一貫性はないですが、長い目でみると右肩上がりになっています。
宅建士の受験者は20万前後のマンモス資格なので、受験者全体のレベルが上がったり下がったりすることは考えにくいので、問題が簡単になっているというのが最も納得がいく理由だと思います。
なぜなら問題を難しすぎると勉強した人でも解けない可能性があります。
そうすると勉強していない人も当然解けないので、受験者の実力を正しく図ることができません。
一方、簡単にするときちんと勉強した人は解くことができますが、勉強していない人は解くことができないので、実力のある人を合格させることができるからです。
2022年度の宅建士試験結果について
2022年度の合格点は36点(合格率17%)と比較的高い点数でした。
ただ、試験直後の合格予想点は34点~35点がボリュームゾーンでしたが、問48が没問となり全員合格扱いとしたことで合格点が大方の予想から1点上昇し、SNSは阿鼻叫喚となっていました。
特に問48が解答速報ベースで正解、且つ、自己採点が35点だった人は合格扱いでも加点もされないので可哀そうだなと思いました。。。
今回の難易度は合格点が昨年度と比べて2点アップしているので、昨年度よりも簡単だったという感想が多いような気がしています。ただ、民法だけ特に難しかったみたいです。知り合いの弁護士に聞いたところ、宅建のレベルでは難しすぎるのではという意見もありました。
もともと民法は暗記だけでは得点しにくい分野でもあるので、最も問題数が多い宅建業法で得点を稼ぐことがより重要になってきています。
予想が正確な予備校・講師どこか
宅建試験はマンモス資格であるため多くの予備校・講師が予想しています。
単年度の予想ではどの予備校の予想の精度が高いかよく分からないので、過去11回の試験で連続で予想をしている予備校・講師を対象とし、合格点からの差を平均してみました(例:合格点が35点の場合で、34点の場合は差を「1」とします。)。また、複数点予想する予備校は適宜調整しました(予想点が35点±1の場合は35点、予想点が34点・35点の場合は34.5点とします。)。
対象は12つとなり、精度の高い順に並べたのが以下表になります(漏れ・間違いがあれば適宜メンテします。)。
最も精度が高かったのは「LEC」です。
昨年度までは「資格スクール大栄」でしたが、今回LECが合格点をピタリと当てたので、逆転で最も精度が高い予備校となりました!
LECが凄いのは過去11回のうち4回も合格点を的中させ、加えてLECの合格予想点と実際の合格点とのズレは全て1点以内ということです。
LECも多くの予備校同様3点程度のレンジで合格予想点を発表するので、実際の合格点は合格予想している範囲に収まっているということになります。
次点は僅差で4つの予備校・講師が並びます。
昨年度まで1位だった「資格スクール大栄」は、今回の没問の煽りを受け、2位となりましたが、過去11回の予想のうち、5回も合格点を的中させています。これは12つのうち断トツです。
また、保坂つとむ先生の予想精度も高く、合格予想点と実際の合格点との差がLECと同じく全て1点以内となっています。
これは合格点の予想の精度なので、予備校の講義・教材の良し悪しではないのでその点はお含みおきください。
宅建の勉強法・参考書については過去の記事よりご覧ください!
今回もお付き合い頂きありがとうございました。
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