太陽光発電投資の仕組み・これまでの売電収入を大公開!
太陽光発電には5年前に参入しました。
数年前までは太陽光発電への投資がものすごく流行っていましたが、太陽光の売電価格の低下に伴い、太陽光発電投資も落ち着いてきた気がします。
本日は太陽光発電投資の仕組みと、保有している太陽光発電の稼働状況と売電額について公開したいと思います。
太陽光発電投資とは?
太陽光発電が投資対象として注目されたのは、2012年に始まった「固定価格買取制度」からです。この制度は太陽光発電や風力・水力・バイオマス等の自然エネルギー(再生可能エネルギー)による発電を普及させるために、これらによって発電された電力を電力会社に一定の価格で一定期間買い取ってもらうものです。
2012年から数年は買取金額が一般的な電力会社が発電した火力・原子力よりも高く設定されました。特に太陽光発電は他の自然エネルギーに比べ、太陽光パネルや蓄電池等の設備の価格が安いことや、一定規模以下であれば環境アセスメント等の行政手続きも不要で、屋根や空き地があればすぐに始めることができるという参入の容易さから、投資が集中しました。一時は太陽光発電専門の会社も多数でき、まさにバブルの様相を呈してしました。その結果、太陽光発電の電力買取額は毎年低下を続けています。
太陽光発電投資の仕組みは極めてシンプルです。
太陽光パネルを家の屋根か、空いている土地に設置し、発電した電力を電力会社に買い取ってもらいます(住宅・アパートの屋根に登載する場合、一部を使用し、余った電力を買い取ってもらいます。)。設置する太陽光発電のkw数・設置時期によって売電価格・買取期間が異なりますので、投資をする際は事前に確認しておきましょう。
保有している太陽光発電の設備・売電収入の状況は?
それでは、2016年11月に設置した太陽光発電の売電収入を公開します。
まずは設置している太陽光パネルについて紹介します。
・メーカー:三菱電機株式会社
・設置年 :2016年11月
・買取単価:31円(1kwh当) ※買取期間10年間
・発電容量:4.05kw
・場 所:横浜市の所有しているアパートの屋根の上
・投資額 :130万円(税込)
以下のグラフは2017年から2020年の過去4年の売電収入の推移です。
天候によって売電収入の推移は多少の増減はありますが、だいたい同じ動きをしていることが分かります。雨が少なく日照時間が長い2-5月は売電収入が多く、梅雨の6月・秋の長雨の10月・日照時間が短い11-12月は売電収入が少なくなります。そして、意外と思いますが日照時間が長い7-8月はそこまで売電収入が増えません。太陽光パネル最も効率よく発電できる温度があり、夏場はパネル等の機器の温度が上昇し、発電効率が低下するためです。
また、太陽光パネルも機器ですので、年月が経つに連れて劣化したり、太陽光パネル自体が汚れたりすることでも発電量が落ち、売電収入も低下していきます。
とはいえ、少なくとも毎年13万以上の売電収入をもたらしており、4年平均の利回りは11%となっています。このペースで発電し続ければ、固定価格買取制度の10年以内に投資額を回収することできるでしょう。
太陽光発電のメリット・デメリットとは?
これまで4年間運用してきて感じたメリットとデメリットを書きたいと思います。
メリット
・固定価格買取制度によって10%超の利回りを確保できる。
・不動産のような空室リスクがないため、安定して収入を得ることができる。
・太陽光発電の機器の減価償却によって節税ができる。
デメリット
設置してからは特にないです。
強いて言うなら、設置する前は、施工不良でアパートの屋根を破損させてしまわないかということが気になっていましたが、今のところ特に不具合はありません。
また、今後という意味で少し気になっていることと言えば、太陽光発電やその他の自然エネルギーによる発電が更に増加し、供給が需要を大きく上回ったときに電力会社が売電を控える「出力抑制」が行われるリスク(今のところ九州地方の一部のみ。)や、買取期間が終了した後の買い取り先をどうするかということでしょうか。
ちなみに太陽光発電を行う前に行ったことといえば、固定価格買取制度が開始し、世の中にある程度ノウハウが蓄積されたタイミングだったので、実際に運用している人・業者のホームページが沢山あったのでそれらを見たり、市販の本を1冊読んだりした程度です。これらを見る限りそんなにリスクが高くないと思ったので、太陽光発電を取扱うホームページから一括見積を取得し、最も反応が早かった業者に太陽光発電機器を購入・設置をお願いしました。
本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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