がむしゃら不動産経営

ただ会社員が完全な経済的な自由を手に入れるまでを綴ります。巷の本のようなスマートな話はありませんが、確実に前に進んでいきます!

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新築ワンルームマンション投資のしつこい勧誘の断り方!

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新築ワンルームマンション投資の営業を受けたことはあるでしょうか?

職場にかかってきた他人宛の電話を取ったり、駅で人を待ってたら突然話しかけられて営業が始まったりと色んなパターンで、推し強めな営業が始まります。

そもそも新築ワンルームマンションは投資として買うものではありませんが、鍛え上げられた営業マンを振り切るのは困難です。

今日の記事は新築ワンルームマンション営業の断り方です。

 

①最初からとにかく断る(ハート強め)

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結構勇気が入りますが話しかけられてワンルームマンション投資の営業だと分かった瞬間に断ることです。テクニックでもなんでもありませんが、とにかく強い心が必要です。

この手の業者はこのくらいの対応は想定しているのであの手この手で揺さぶりを掛けてきます。少しでも興味を持って聞き返したりするとずるずると引き込まれてしまいます。一度決めたら揺るがない心で断り切りましょう!

 

②話は聞いてしまったが断りたい

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殆どの人がこのパターンかと思います。推しの強い業者の巧みな営業トークに呑まれ、なんか話を聞いてしまったけど、やっぱりなんとなく不安だし、そもそも投資に興味がないし、そのための借金もまっぴらという方どこかで断るしかありません。

①のようにとにかく断るという方法もありますが、話を聞いてしまい、やはり興味ない場合はなんらかの方法で断るしかありません。それとなくやんわりと否定しても一度ロックオンした業者は獲物を逃してくれないのである程度意思表示が必要です。

 

主な勧誘の断り方は・・・

 

「将来不安ですよね?貰えない年金の代わりになります。ローン返済中はわずかな赤字ですが、返済後はまるまる手元に残ります」

たしかに返済後の家賃は手元に残りますし、年金の代わりになりそうです。でも、ツッコミどころは満載です。

業者がいうローンの完済は何年後のことでしょうか?ローン期間にもよりますが35年あるいは45年後でしょう。完済した時のマンションはどうなっているでしょうか?今新築でも返済後は築35年以上になっています。今最新の設備でも35年後は時代遅れになっています。その時でも入居希望者に選ばれるマンションにするには多額の投資が必要となります。

そもそもそれまでに家賃は年々下落し、修繕費や管理費は少しずつ上がっていきます。物件の赤字は買った時から少しずつ拡大し続け35年後の赤字は相当の額になっていると思います。その積み重なった赤字を完済後のマンションの家賃で回収するのはいつになるでしょうか?気が遠くなりそうです。

将来の年金を目的とするなら、年金保険への加入やiDeCo・NISAを始めるべきでしょう。

 

「保険の代わりになりますよ!」

普通の保険に入りましょう。この手の業者が進めてくる新築ワンルームマンションは大概ものすごい利益を乗せて販売しています。数百万はおろか一千万も利益を乗せていることがあります。

このことが分かるのが買ってしばらくして興味半分で査定して見た時に驚愕の事実に直面することになります。筆者の知り合いで2,500万に買ったワンルームマンションを査定したところ1,500万と言われ愕然としていました。実際に楽待で似たような物件を見たときも1,500万程度だったので、この知り合いは一千万近い負債を抱えてしまったことになります。

なので、普通に保険に入った方が遥かに安いですし、精神的にも安心です。

 

「めんどくさい管理や入居付もサブリースなので全てのこちらでやるので楽ですよ!」

安心だから任せようかなと思ってしまうかもしれませんが、引っ掛かってはいけません。サブリースは簡単にいうと空室の時も家賃を保証するシステムです。

よく考えてください!

空室の賃料が入らない時も、新たな入居者が決まったときの広告料の負担も業者が善意で負担するでしょうか?業者も営利企業ですので損してまで保証しません。なので、業者が保証する物件は、営業を大してしなくてもほぼ満室になるエリアの物件なのです。ぶっちゃけ素人でも不動産経営が始めることができるでしょう。

家賃のサヤを抜かれるくらいなら、怖いかもしれませんが自分で管理した方がマシです。「それなら安心だな。」と騙されてはいけません。

 

「税金がたくさん戻ってきますよ!」

確かに間違ってはいませんが、マンションを購入してから未来永劫還付されるものではありません。業者の中には減価償却費の対象となる建物の割合を高めたり、更には建物の内、耐用年数が短い設備の割合を増やしたりして購入からしばらくの間、還付を増やすように見せかけていることもあります。

また、減価償却費の大きくするこれには大きな落とし穴があります。減価償却費を多く計上して、毎年大きな還付を受けたとしても、この物件を売却するときは沢山減価償却した分、不動産の簿価は下がっています。そのため、沢山の譲渡所得を支払う必要があります。毎年還付を多くした分、譲渡所得も増えるので単年度の減価償却を増やしてもあまり意味がありません。

そもそも、税金の還付額よりも、保有期間中の赤字額の方が多いので、税金の戻るという口車に乗せられず、購入しないようにしましょう。

 

「不動産は今後も値上がりしますよ!今、買った方が得ですよ!」

本当でしょうか?少し前のアベノミクスから続く量的緩和などで、ここ10年の不動産価格は上昇しています。特にマンションの価格はバブル期を超え、オリンピックが終わった今でも下がる気配がありません。

確かに買った方が良さそうですが、借金して買うものではないです!

先ほども書いた通り、この手の業者の物件にはとてつもない利益が乗せられています。相場よりも高めに買った物件から売却益を出すのは極めて困難です。

もし、値上がり益を狙いたいのなら、中古の不動産や、株・為替・仮想通貨の方が手っ取り早いですし、好きな時に辞めることができます。

 

「早く買わないと無くなってしまいますよ!」

ある意味そうですが、これまで説明した通り、新築ワンルームマンションはイマイチ過ぎるので売れてしまっても惜しくはありません。

また、業者が「今なら数十万・数百万お値引きします!」と揺さぶってきますが、こんなことが出来るのも、もともと法外な利益が乗っているから値引けるのです。

負けずに断りましょう!

 

また、断る常套句として、主に以下のものがありますが、当然それらへの対応も手慣れているので、言いくるめられないようにしましょう。

「妻に止められた」

業者によっては「でしたら一度ご訪問させて頂きご説明させてください」と言われるでしょう。それくらい当たり前にやってきます。妻が本当に反対しているのであれば断れるでしょうが、そうではない場合は巧みな話術に取り込まれ、購入に気持ちがなびいてしまうことがあります。

 

「借金が怖い」

これも断る理由になっていません。これまで書いた通り、業者が新築ワンルームマンション投資のメリット(節税効果・年金や保険の代わりになる)を延々と語ってきます。そのうち、そうなのかなと丸め込まれてしまうでしょう。

 

「そんなに良い商品なら営業マンが買ったら良いのでは?」

これもダメです。意外かと思いますが、多くの業者は新築ワンルームマンションを買っています。体育会的な社風で過ごす中で、業者の営業マンはしっかり洗脳され、これまで書いてきたデメリットを認識することなく購入していることがあります

不動産の知識がない場合は、業者の熱意に押し切られてしまう可能性があります。

 

【番外編】筆者の断り方

筆者もたまに営業を受けますが、話すと営業マンから引いていきます。別に高圧的に接している訳でも、一方的に断っている訳でもありません。
ただ、「その手法は、年100万のCFを得つつ、同じくらいの節税効果を得ることはできますか?」と聞いているだけです。
おそらく洗脳されている業者は「そんなものはありませんよ。新築ワンルームマンションが一番です。」というでしょう。このような会社の社風は今は珍しいゴリゴリの体育会系なので、叩き込まれた営業トークを並べて、こちらの反論・不安を潰してきます。でも、こっちは実際に不動産経営でやっているので新築ワンルームマンションがいかに効率悪いのかを淡々とと説明すると自然と引いていきます。

さきほども書いた通り、大概の新築ワンルームマンション投資の場合、収入である家賃よりも支出(ローン・管理費・修繕費)が上回っているので、数千から数万の持ち出しが発生します。たまに収入が上回るパターンもありますがその額はわずかでしょう。数千万の借金に見合うものではありません。

 

買ってしまったらどうしたら良いの?

買ってしまった場合は、物件の収支の状況によって対応が異なります。当然ですが赤字であれば、なるべく早く止血しなければいけないので売却するしかありません。


上記以外の営業トークで断るのに困った場合は、コメント欄より頂ければと思います。

 

今回もお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

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