がむしゃら不動産経営

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【2021年度版】金融機関の不動産投資への融資姿勢・今後の見通しは?

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2021年も2020年に引き続きコロナ禍の渦の中です。
昨年度のコロナ禍が始まった当初は、大学のリモート授業・企業のリモートワークが続々と導入され、ワンルームのニーズは減り、空室だらけになると思っていました。ただ、リモートワークもそれなりに限界があることや、そもそもリモートできない仕事に従事している人・環境にいる人もそれなりにいらっしゃることから思ったほど空室とはならず、現時点では保有しているアパートも現在も満室です。

なので、2021年から不動産への投資を再開しましたが、コロナ禍前と今では全く金融機関の反応が異なっています。今回は最新の不動産投資への金融機関の融資情勢について記事にしたいと思います。

ちなみに筆者の現在のステータスは、首都圏のアパート(5000万程度)で、ローンの残高は約9000万程度です。

 

 

コロナ禍前までの融資情勢(~2019年まで)

2012年に安部首相が就任してから、俗に言うアベノミクスと言われる景気拡大が始まりました。市場に供給された資金は株式市場に流れ込み株価が上昇、その後不動産にも資金が流れ込みました。
筆者もこの時期に初めてワンルームマンションを購入し、その後すぐに2棟のアパートを購入しました。いずれもフルローンで購入できました。

その後、2017年頃に通称かぼちゃの馬車事件と言われる銀行と業者が結託して行われた不正融資が明るみとなり、一斉に融資が締め付けられました。

この余波を受け筆者の3棟目の購入計画がとん挫してしまいました。この時はこの事件を恨みましたが、結論から言うと不動産経営に迷走しており、血迷って収益の上がらない物件購入しかけていたので購入できなくて良かったです。ちなみにこの3棟目の価格は1.2億円だったのですが、金融機関の事前審査でフルローン可との連絡を貰っていました。
それだけ、不動産への融資はゆるゆるだったということです。

 

コロナ禍の融資情勢

かぼちゃの馬車の傷が徐々に癒えかけたところにコロナ禍が訪れました。それから確実に金融機関の融資姿勢は厳しくなっているような気がします。

理由は冒頭でも書いたようにリモートで仕事や授業が出来るようになり、地方から都市への移動が減ったのでワンルームのニーズが減っているからです。ワンルームを希望する人が減るとワンルームタイプの不動産の収益は減りますので、当然銀行も融資には慎重になります。

実際に現在3棟目の購入に向け、仲介業者を訪ねたり、楽待を徘徊したりしていますが、良い物件が見つかり金融機関(ネット銀行・地銀・信金等)に持ち込むと「最低でも頭金2割」と言われるようになりました。これは筆者が経験している中では最も厳しい反応です(これから始める人はもう少し自己資金が少なくできる可能性があります。)。

保有している不動産の収益が赤字・トントンだと融資が受けにくいということはありますが、両方とも黒字なのにも係わらず評価してもらえていません。

 

今後はどうなるのか?

正直、景気の動向次第でしょう。また、不動産投資に関する不祥事が出ないことも大事です。ただ、融資がこれ以上悪化することも考えにくいです。

なぜなら、日本銀行による異常なまでの超低金利政策が行われており、世の中にはお金が余っています。

メインの融資先である企業は社債・株式等での資金調達が容易となっており、銀行から借りてくれません。同じく安定した融資先である住宅ローンも各社が金利競争で正直儲かりません。それに比べて不動産投資では金利1%~3%と相対的に高い金利で貸すことが出来るので銀行は本来融資したいところですが、金融庁が睨みを利かせていることが融資を控えているという状態です。つまり、銀行も収益を上げるためには不動産投資への融資を辞めることができないということです。

また、景気が良くなり、不祥事がしばらくなければ、再び不動産投資への融資に積極的になるかもしれません。

 

ワンルームマンションへの融資はどうなる?

コロナ禍で最新情報は把握してないですが、ワンルームマンションの場合、アパートよりも融資額が小さい(1,000万~2000万程度)であること、また構造がRC造であり、耐用年数が長いこと、木造のアパートよりも建物の評価がされることから、アパートよりも融資を受けやすいです。

1戸~2戸程度なら問題なく融資を受けることが出来るでしょう。

 

まとめ

金融機関の融資情勢は日々変わります。

景気が好転すればかつてのようなフルローンも期待できるでしょうし、「かぼちゃの馬車」のような不正融資が発覚したり、不景気になったりすればより厳しくなるでしょう。

基本的に融資が下りなければ多くの人は不動産を購入できません。欲しい不動産が見つかり、融資が下りるのであれば積極的に購入することを検討してもよいのではないでしょうか?

  

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

 

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