がむしゃら不動産経営

ただ会社員が完全な経済的な自由を手に入れるまでを綴ります。巷の本のようなスマートな話はありませんが、確実に前に進んでいきます!

MENU

危く騙されそうになった投資と騙されないようにするために。。。

f:id:formosa1:20201123111440j:plain

きしのは高利回り絶対主義なので、常に新たな投資先を探しています。
高い利回りの投資先があるとホームページを見たり、資料瀬給したり積極的に情報収集しています。その中で危くだまされて投資しかけた投資先(もはや詐欺)もありました。
それは、「MRIインターナショナル」・「安愚楽牧場」です。これらは被害額数千億円と非常に大きな詐欺事件として、マスコミにも大きく取り上げられました。

これらはいずれも既に破綻していますが、まずは彼らの手口について少し説明したいと思います。

 

MRIインターナショナル」

アメリネバダ州ラスベガス郊外に本社をおく「MRIインターナショナル」(実態は不明でしたが)によって引き起こされました。医療機関が保険会社に請求する診療報酬請求債権などを買い取り、分配することで年6-8.5%の配当を受け取るというシステムで投資家から1300億円ものお金を集めました。こちらについては、実際にパンフレットを取り寄せましたが、立派なカバーとしっかりとしたカラー説明資料が同封されているので、この資料だけ見たら物凄く魅力的な商品だと勘違いしてしまいます。この時は資料の説明だけではなんかしっくりこず、判断を見送っていた矢先に預かり資産の大量流出事件(2013年4月頃)が起き、騙されずにすみました。

安愚楽牧場

その名の通り、牧場の牛を投資対象としています。
投資家が牧場所有の雌牛を購入してオーナーとなり、年1回産む子牛を買い取る名目で年3~8%の配当を受け取るというシステムです。契約終了時には繁殖牛を購入時と同額で買い戻すことも出来るはずでした。ただ、実際は雄牛・繫殖能力の無い牛までを雌牛として販売したり、決算資料も改竄したりしていたと言います。完全に自転車操業となっていた同社は、2011年に破綻、債権額4300億円超の日本史上最大の消費者被害事件となりました。こちらはなんとなく興味を持っていてそのうちと思ってたら破綻していました。

ちなみにこれらが潰れる前は、ビジネス雑誌にも積極的に広告を出したり、政治家・有名人を起用したりと派手な募集活動を行っていました。今紹介したもの以外にも巷には沢山の胡散臭い投資があります。有名どころでいうと「円天」「AIJ投資顧問」や、先日紹介した「かぼちゃの馬車」も金融商品ではないですが、高利回りと長期のサブリース保証を付けていたので、これも似たようものでしょう。 

騙されないためにはどうすればよいか

これまでの経験から、これらを見極め騙されないようにするためのポイントは以下の3点だと思っています。

金融庁の登録を受けた業者・素性がはっきりしている業者かどうか

東京証券取引所に上場している株等は金融庁東証、証券会社、監査法人等が、日々厳しい基準・チェックを行っています。また、証券会社が取り扱う投資信託・債券も同様に募集に当たって、厳しいルールがあるので安心して投資ができます。なので、個人以外の機関投資家も安心して参加しているのです。これらについては、投資の成果で損することはあっても、破綻することはまれです。
ただ、先ほど紹介した金融商品は証券会社や金融機関では取り扱っていないので、どのように見極めたらいいのでしょうか?その場合の判断として、その業者が金融庁や財務局の許可を受けているかどうかというところが大事です。投資商品を取扱う業者が「第一種金融商品取引業」「第二種金融商品取引業」「投資運用業」「投資助言・代理業」のいずれかに属していることを確認しましょう。その投資商品を取扱う業者のホームページで免許・許可・登録されていることを確認することは当然ですが、金融庁ホームページでもちゃんと業者名が記載されていることを確認するようにしましょう。
ただ、これだけでは不十分で、金融庁に登録されていても「MRIインターナショナル(当時、第二種金融商品取引業として登録)」のような業者に騙される可能性があります。なので、業者の会社概要でよく調べましょう。業者の親会社・主要株主が上場企業や金融機関等であれば問題ないですが、本社が海外で実態の確認が難しい場合や特定の個人が大株主になっているときは特に要注意です。ここまで確認しておけば騙されるリスクは減ります。

②知識を身に着け、目標を設定する

騙される側には厳しい話ですが、お金を出すときは自ら投資すると判断し、お金を出しているわけですので自分にも落ち度があります。投資はハイリターンであればハイリスク、ローリターンであればローリスクというようにリスクとリターンは比例します。したがって、元本保証なのに高利回りというのは基本的にはあり得ないので、そのような商品を見かけたら怪しむべきです。

投資を成功させるためには、「目標」を設定することが大事です。「何のために」「毎月○万円ど欲しい」「いつまでに」ということはしっかり決めて置きましょう。これがあれば投資するときに「本当にこれでいいのか?」と一歩立ち止まることができます。合わせてやっておきたいのは金融リテラシーを高めることです。こればかりは日常から経済・金融関係のニュースを見たり、関連する本を読んだり、資格勉強したりして少しずつ養っておきましょう。

 

③一度に大金を突っ込まない

一度疑い始めると全てが疑わしくなります。繰り返しになりますが、怪しいものほどもっともらしい顔つきをしていますので、始めるときはなるべく数万円程度の少額から始めるようにしています(騙されたり、失敗したりしても勉強代と割り切れる額)。今ではかなり有名となったソーシャルレンディングも2015年頃は何が起きるか分からないので、最初は勉強代として3万円から始め、「案内通りのリターンを得れるか。返金されるのか。」を確認してから投資額を増やしてしきます。最悪のケースでも、投資した3万が失われるだけなので、致命傷にはならずにすみます。

 

f:id:formosa1:20200904231807j:plain

と、説明してきましたが、利回り絶対主義のきしのはいつも高利回りを求めてあらゆる投資商品を物色してますので、もしかしたら今検討しているものが騙される投資商品なのかもしれません(自分ではそうは思っていませんが。)。
とはいえ、安全性がしっかり確認できてから投資するのではリターンを得ることはできません。十分なリターンを得るためには、「無名の間に研究して投資する。」「多くの人が撤退しているときこそ投資する。」ことが大事なのです。

このような商品を見かけ、興味を持ったら、投資のリータンとリスクは比例するという基本原則に立ち返り、深呼吸して考えてみましょう。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。 

 

にほんブログ村に参加しています!クリックしてくれると嬉しいです。 

ブログランキング・にほんブログ村へ