がむしゃら不動産経営

ただ会社員が完全な経済的な自由を手に入れるまでを綴ります。巷の本のようなスマートな話はありませんが、確実に前に進んでいきます!

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「キャンブル」はなぜ儲からない?

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巷には競馬・競輪・競艇・パチンコ・宝くじ等のギャンブルが溢れています。そこで夢を見ようと群がる人はたくさんいます。でも、実際にそれで財を成した人はほとんどいません。それは何故でしょうか?
今日の記事は「ギャンブル」が儲からない理由についてです。

 

 

 「ギャンブル」と「投資」の違い

「ギャンブル」と「投資」の違いが分からず混同している人が多くいます。当たり前ですが、「ギャンブル」と「投資」は全く異なるものです。では、その違いはなんでしょう?違いはいろいろありますが、一言で言うと投資「総」額対して「総」リータンがプラスになるかマイナスになるかです。
格好よくいうと、「ギャンブル」は「マイナスサムゲーム」で、「投資」は「プラスサムゲーム」です。「マイナスサムゲーム」はそのゲームに参加した人の出資額よりも分配額が少ないことで、「プラスサムゲーム」はその逆で出資額よりも分配額が多くなるということです。
「ギャンブル」の場合、参加者全員の出資額総額よりも、絶対に分配金の方が少なくなり、「投資」の場合は逆に多くなります。

 

「ギャンブル」はなぜ儲からない?

では、なぜギャンブルは儲からないのでしょうか?

先ほどの記事でも書いたようにギャンブルは「マイナスサムゲーム」です。その理由はシンプルでパチンコ・競馬にしてもこれらを運営する施設の維持費、運営に携わる人の費用等を支払わなければいけないですし、利益も出さないといけないので、みんなが出したお金よりも分配金の方が少なくなるようになっているからです。

実際に出したお金に対する戻ってくる金額の平均の割合を「期待値」といいますが、ギャンブルの期待値はいずれも1(100%)を下回っています。
・宝くじ :約45%
・競  馬:約70%~80%
・パチンコ:約85%~90%
・カジノ :約95%

一方、「投資」の場合は、取引の期間が数分・数日程度の短期間だと手数料等で「マイナスサムゲーム」になりますが、長期間であれば配当・分配金によって基本的に「プラスサムゲーム」になります。これが「ギャンブル」との大きな違いです。

「投資先の企業だってビルの維持費や人件費が掛かっているから一緒では?」と思うかもしれませんが利益を出す企業そのものに投資していることから、その企業の社債等に投資をすれば基本的には投資した金額よりも戻ってくる金額が大きくなります。
つまり、「ギャンブル」が本当に儲かるのであれば、銀行・生保・ファンド等の機関投資家が投資対象としているはずです。でも、実際に「ギャンブル」を投資とみなしている機関投資家はいません。なぜなら儲からないことが分かっているからです。

なぜ「ギャンブル」に夢をみる?

「ギャンブル」の醍醐味はなんといっても"一攫千金"に尽きます。わずかなお金が数分の短時間で数倍~数万倍となるというのは、投資の世界ではなかなか得られません。
例えば、競馬ではレースの度に多くの敗者が生まれていますが、外した敗者にスポットが当たることがなく、万馬券を当てた人ばかりに目が行くので、「次は自分も!」と夢を見てギャンブルの沼に嵌ってしまうのでしょう。なかにはプロで競馬やパチンコだけで食べている人も少数ですがいらっしゃいますが、このような方は常人とは考えられないほどの時間と熱量で研究している結果です。このような方を夢見たら大けがします。このようなプロは正直株やFXでも成功すると思います。

ギャンブルはせいぜいお小遣い程度に留め、当たったらラッキー程度に留めましょう。本当にお金を増やしたいのであれば金融リテラシーを高めて「投資」を行う方がよいでしょう。

 

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

 

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