宅建士は、売買・賃貸を仲介する不動産会社でお客様に対し、重要事項を説明することができます。
多くの人にとって、家の売買や借りることは頻繁にはなく、金額も高額であるため、お客様が不当な損害を合わないように買主や家を借りる人の宅建士が間に入って、重要事項の事前説明を行うのです。
この業務は宅建士のみに認められた独占業務資格で、不動産仲介を営む会社の事務所に一定数以上の宅建地を配置しなければいけないことから、有資格者には数万円の手当を貰えたり、年度末・年度始の繁忙期には高時給の宅建士の求人を見かけます。
また、就職活動でも学生が持っていると、不動産業界・金融業界などではそれなりに評価されるなど、かなり潰しの効く資格です。
なので、宅建士試験は年間20万人が受験するマンモス資格です。
【試験概要】
- 受験資格:誰でも受験できます。
- 試験日 :毎年10月第3日曜日(受験申込は7月頃)
- 試験時間:13:00-15:00(2時間)
- 試験形式:マークシート方式・全50問
- 試験内容:宅建業法・民法等・法令上の制限・その他関連知識
- 合格率 :15%~17%(年にもよりますが、合格ラインはだいたい7割程度です。
- 備 考:一部の条件を満たした人(宅建業に従事する人)は登録講習を受講することで5問が合格となる制度があります。
登録をしなくても、試験合格の効果が失われることはありません。この場合は「宅建士試験合格者」と呼ばれます。
余談ですが、2015年に「宅地建物主任者」から「宅地建物取引士」へと士業の仲間入りをしてから、若干難しくなったという噂もありますが、ここ数年の合格率15%程度と大きな変動はないため、今後も試験の合格率に大きな変化はないと思っています。
宅建士の勉強方法・参考書は以下記事よりご覧ください。
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