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証券アナリスト(CMA)取得後、目指すべきはCFAか、CIIAか

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日本証券アナリスト協会証券アナリスト(CMA)に合格すると、次のステップアップとして多くの人は証券アナリスト資格の上位に位置する国際公認投資アナリスト(CIIA)か米国証券アナリスト(CFA)を検討するのではないのでしょうか?

いずれも国際・民間資格ですし、名前を見る限りどちらも似ているのでどちらを受けるかで悩んでしまうと思います。

今回はこれらの資格の説明とどちらの選択すべきかについて纏めました。

 

 

国際公認投資アナリスト(CIIA)

CIIA(Certified International Investment Analyst)は、国際的に認められた証券アナリスト資格です。国際的に通用する証券アナリストを育成することを目的として2000年に設立されたACIIA(Association of Certified International Investment Analysts)によって運営されており、日本証券アナリスト協会はこちらの協会に属しています(日本の会員数は2826人)。CIIAの試験に合格し、登録するとACIIAに登録している33の国・地域のそれぞれの証券アナリスト協会に入会することができます。また、英国の英国金融行為監督機(FCA)・香港証券及期貨事務監察委員会(SFC)等で一部の試験を免除されているので、特定の科目に合格するだけでそれらの協会に会員になることができます。注意点として、CIIAの受験資格は証券アナリスト試験(CMA)に合格し、登録していることが条件となります。なので、証券アナリスト試験に合格していない・未登録の方は受験ができません。詳しくは、日本証券アナリスト協会国際公認投資アナリスト(CIIA)|日本証券アナリスト協会よりご確認ください。

また、同じような制度の資格としては日本FP協会のCFPがあります。

 

米国証券アナリスト(CFA)

正式名称は「Chartered Financial Analyst」なので、一般的に「CFA」と言われ、金融業界において最も価値のある資格と言われています(日本の会員数は1400人)。この試験はCFA Instituteが1963年から実施しており、CIIA試験よりも歴史があります。試験が英語であり、論述を含む3回の試験を突破しなければいけないことから、難易度は高く、日本の取得者数はCIIAよりも少ないです。また、受験資格も四大卒なのでCIIAよりも大分ハードルが低めです。
CFAの詳細については、先日の記事よりご覧ください。

これまで記載した内容を簡単に纏めたものは以下のようになります。

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結局、CIIAとCFAのどちらを受験すべきか

どちらの資格も証券アナリスト(CMA)の27,000名と比べて取得者がとても少ないので、資産運用関連の業務に従事する方は取得すれば一定の評価を受けるでしょう。また、これらを取得する過程で得られる知識は関連業務に携わっている方に役に立つと思います。どっちがと言われた場合、筆者の主観ですがCFAは資格としての歴史がCIIAよりもかなり古く、試験そのものが英語であること、現在も金融の中心がアメリカであることからCFAの方が評価されると思っています(現在、筆者はCFAを受験勉強中です。)。

いずれにしても事前に双方をよく比較したうえで自分にあった方を選択するようにしましょう。

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

 

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