がむしゃら不動産経営

ただ会社員が完全な経済的な自由を手に入れるまでを綴ります。巷の本のようなスマートな話はありませんが、確実に前に進んでいきます!

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CFPの難易度・参考書・勉強方法・勉強時間は?

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ファイナンシャルプランナー(FP)は、お客様が生活するうえでのお金の悩みをサポート・アドバイスする専門家です。とりわけ日本では金融に関する教育がなされていないこと、老後の生活は自らが用意しなければならない2000万円問題といったことから、ライフプランの検討が必要になることから、今後ますます社会的地位が高まっていく資格だと思っています。その最高峰が国家資格であるFP1級技能士日本FP協会が実施するCFP資格です。
本日はCFP資格のその勉強方法・参考書・学習時間を紹介したいと思います。

 

 

CFPとは?

日本FP協会が実施している民間資格で、正式名称はCertified Financial Planner」です。この資格は名称独占資格であるため、この資格でないと業務ができないということはありませんが、ファイナンシャルプランナー自体の認知は高いため、この資格を保有しているだけでお金に関する知識を保有しているという信頼に繋がります。最難関のFP資格ということもあり、日本FP協会に登録しているFP会員20万人のうち、AFPは18万人に対し、CFPは2万人しかいません。

 

難易度・合格率は?

CFPはFP資格の最高峰に位置する資格ということもあり、試験科目全6科目の一発合格率はわずか7%程度とかなり難関です。科目合格も認められていますがそれぞれの合格率は35%前後ですが、受験生全員がAFP試験を突破した人だと考えるとそこまで簡単とはいえないです。でも、1~3科目ずつしっかり勉強すれば合格することができます。
また、科目合格について有効期限もないので仕事・家庭環境を考慮しながらじっくり受験できる資格でもあります。
この資格は国家資格であるFP1級とは異なるので、受験するためには予め日本FP協会のAFP資格を取得しておく必要があります。ここがFP資格制度のややこしいところです。詳しくは以下表をご覧ください。

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参考書

CFP試験の参考書は受験者数が少ないのでほとんど選択肢はありません。AFPは本屋の一角にコーナーが設けられるほど参考書に溢れていますが、それと比べるとその少なさにびっくりすると思います。

ほとんどの人がFPK研修センターのテキストで勉強することになります。この問題集には過去5年分の過去問題が効率よく収められているうえに解説も丁寧なのでこの本1冊で十分に対応できます。

 

勉強方法

AFPの延長線上なので新たに覚えることはないです。AFP資格取得から時間が空いた場合でもCFP資格のテキストだけで十分に対応できます。
CFPの試験問題は大半が過去問を焼き直しで、イレギュラーな問題はあまりないので、問題集を繰り返すだけで十分対応できます。また、計算問題もチラホラありますが、単独で見ると算数レベルですし、綺麗な数字が正解であることが多いので、こちらも繰り返すことで合格に近づきます。

 

勉強時間

各科目50時間〜100時間程度勉強すれば合格できるでしょう。
筆者は1科目ずつ受験し、平日は30分から1時間ほど、週末は2~3時間程度のペースで2ヶ月弱ほど勉強し、合格できました。

もし、相性の良い科目同士であれば、もう少し効率よく勉強することもできます。

 

おまけ

国家資格・FP技能士1級になるには?

大きく2つのルートがあり、①国家資格のFP2級技能士に合格してから受験するルートと、②CFPを取得してから受験するルートがあります。ただ、効率という意味では②CFPを取得してから受験するルートをお勧めします。なぜなら国家資格のFP1級技能士の学科は全科目一発合格しなければならないことから、合格率が一桁台と低く、相当の労力が必要です。CFPを取得した場合、鬼門であるFP1級技能士の学科が免除となり、実技のみとなりますので非常に負担が軽くなります。

 

CFPの難易度は?他の資格との比較は?

CFPの難易度を筆者がこれまで受験してきた資格で比較すると以下の順になります。
行政書士証券アナリストCFP宅建≧簿記2級・AFP>簿記3級>証券外務員

CFPの一発合格率は7%と低いのですが、受験頻度(年2回)・科目合格(有効期限無)が認められていることからこのような順番になりました。
完全に主観なので参考程度にしてください。

 

取得する意味はあるのか?

名称独占資格なのでこの資格がないと業務ができないということはないので勤務先によると思います。金融機関や保険代理店では重宝されるでしょう。それ以外ではあまり役に立たないです。また、試験範囲が広いが故にCFPですら各科目単独で見ても
教養を深めるという視点でもコストや時間を考えるとCFPはオーバースペックな気がします。維持費がかからない国家資格であるFP2級技能士程度で十分だと思います。

 

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

 

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