がむしゃら不動産経営

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不動産証券化協会認定マスター(不動産証券化マスター)の勉強方法・勉強時間・参考書とは?

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不動産証券化マスターは不動産の証券化に特化したかなりマニアックな資格なので、受験者も年間2000人程度しかおらず、市販のテキストや問題集は全然ないですし、ネットでもほとんど情報を得ることができません。

 受験した2016年度当時は協会のHP以外、全然情報はありませんでしたが、最近ではネットに紹介する記事がちらほら出てきています。

不動産証券化マスターになるためにはCourse1とCourse2の2段階の試験(講座)を突破する必要がありますが、Course2はきちんと講座を出していればほとんどの人が合格できますので、Course1を突破することがポイントになります。今回は不動産証券化マスター)に合格するための勉強方法・勉強時間・参考書について紹介したいと思います。

 

 

【参考書】

不動産証券化マスターのテキストは全く市販されていません。なので、社団法人不動産証券化協会より提供されるテキスト・WEB講座・過去問(3年分)が全てです。
普段から証券化に携わっている人は問題なく読み進めれると思いますが、テキストの内容はかなりアカデミックで、マニアックな内容なので初学者には難しい内容だと思います。きしのは初学者だったので、証券化について噛み砕いた市販の本を購入し、良く分からないところをこの本を読みながら勉強しました。この本は協会のテキストの内容が良く纏まっているので理解しやすいです。

 

【勉強方法】

Course1対策

協会からから送られてくるテキストと過去問のみで勉強を進めていきます。
基本的にCourse1の問題は多くは過去の問題と似た内容がでるので、協会の過去問だけをしっかり繰り返して解けば合格基準点を取ることができます。
勉強するに当たって、協会のテキストはあまりにも分厚く、WEB講義も大学の講義のような内容ばかりなので、時間が無い中で全てを見て、理解することは難しいですし、非効率です。なので、過去問を中心に学習を進めて行った方が効率的です。具体的には過去問を解きながら、間違えたところ、分からないところを解説・テキストを見て進めていきますが、ごくまれに解説・テキストにも載っていない内容が出ることがあります。その場合は、WEB講義または付属資料に書いてありますのでそちらも見てみましょう。

Course2対策

Course1に合格するとCourse2の講座に申込むことができます。また、協会からテキストが送られてきますが、正直言ってこのテキストを使うことはあまりありません。

証券化協会のホームページにも記載されていますがCourse2の合格率は95%以上となっており、ほとんどの人は合格しており、落ちる人はほとんどいません。

Course2に合格するためには、協会から課される3回程度の課題(Word・Excel形式)を協会の指示に基づいて「きちん」と作成・提出することがポイントになります。「きちん」とさえやりすれば必ず合格することができるのです。
ここでいう「きちん」ととは、課題の「提出日を必ず守る」「解答欄は間違っててもいいから全て埋める」の2点だけです。逆にこれらを守らないと落ちます。あとは、3回の課題が終了後にある講習会に参加し、所定の資料を協会に提出することでマスターになることができます。

 

【勉強時間】

勉強時間は、平日は30分~1時間、休日は2~3時間、トータルでは250時間程度、勉強期間は4ヵ月程度でした。2016年当時の合格基準点は66点に対し、69点で合格したことを考えるともう少し前から始めても良かったのかもしれません。

これは初学者の勉強時間なので、不動産の証券化業務に携わっている方はもっと短い時間でも合格できると思います。

 

番外編(足切り・難易度)

1.Course1の「倫理」の足切りについて

証券化マスターに合格するためにはCourse1でその年の合格基準点を超える必要がありますが、それに加えて倫理分野(5問)で一定の点数を取る必要があります。ただ、その足切りの点数は明らかになっていません。
ただ、きしのは5問中1問しか得点出来てませんが、合格しました。この基準が今も継続されているかは分かりませんが、参考となればと思います。

 

2.証券化マスターの難易度について

証券化マスターは資格サイトにも載っていないマニアックな資格なので、難易度はよくわからないと思います。
受験者のバックグラウンドにもよりますが、個人的な感覚ですが難易度はFP2級・AFP、簿記2級よりは難しく、宅建程度、証券アナリストよりは簡単だったと思っています。

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

 

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