がむしゃら不動産経営

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「メタバース」は社会を破壊するか?不動産投資への影響は??

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2021年10月28日にFacebookが社名を「メタ」に変更しました。意味は「超越する」という意味で、メタ社ではこれまでのSNSではできなかった遠く離れた所にいる人が同じ場所にいるような感覚で交流できる仮想空間メタバースに投資していくとのことです。
このメタバースについて、筆者は色々なことを考えてしまったので、そのことが今回の記事です。

 

 

メタバースとは?

メタバースはメタ社が提供する仮想空間で、そこで打ち合わせしたり、ライブをしたりする事ができます。コロナ禍であらゆる事がリモートで出来ることがわかりましたが、それらの発展系と言えるでしょう。

発表されたイメージ映像は自分の分身である粗めのアバターが打ち合わせしている内容でした。既に似たようなサービスは色々あるので、これだけを見るとそんなに真新しい感じはしません。

でも、そんなのは全く問題になりません。粗いポリゴンも今の技術とメタ社の資金力を持ってすればすぐに魅力的な仮想空間になるでしょう。また、メタ社には10億ものユーザーがいます。これらが雪崩れ込んでくればそこでビジネスしたい企業も集まってくるので、メタバースが仮想空間の主流になると思います。少し脱線しますが、日本も発想自体は世界の最先端を行っている事が多いのですがマーケティングが不十分でいまいち世の中に浸透できていません。お財布携帯やドローンのように実は日本には昔からあったのに主導を他国の企業に奪われてしまったものは沢山あります。

なので仮想空間の主流はメタバースになるでしょう。

 

どんな影響がある?

では、メタバースは社会にどんな影響を与えるのでしょうか?
筆者の妄想ですが、メタバースが当たり前になると社会は激変するでしょう。挙げたらキリがありませんし、纏め切れないのでメタバースが当たり前となった1日を想像してみたいと思います。

朝起きたら、顔を洗い、トイレやご飯を食べます。会社の始業時間になるとメタバースにログインして会社に出社します。リモートワーク同様、通勤というものはありません。
また、自分のしっかりしたアバターがいるので化粧やスーツを着る必要もありません。社内・社外打ち合わせもオンラインで確認できすぐにセッティングできます。そこに移動時間という概念もありません。メタバースの仮想空間の会社に社員が集まっているのでそこで雑談をする事ができます。リモートワークの欠点と言われた会話の減少を補えますし、雑談から生まれる新たな化学反応も期待できます。そして、会社が終わればそのままメタバース内で飲み会やeスポーツや旅行、買い物などの娯楽することができます。終わればログアウトしてお風呂に入り、就寝して1日は終わります。

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メタバースによって、移動や様々な準備に時間をかける必要がなくなり、1日の時間はより有効活用できるようになるでしょう。

その反面、社会に与える影響は甚大です。移動しなくなるので車や自転車は売れなくなるでしょう。また、通勤しなくなった世界では公共交通機関も衰退するでしょう。採算の取れない路線は廃線となるでしょう。また、外に出る機会が減少するので服を買うことも化粧することもちょっと立ち寄って飲食することもなくなるでしょう。日用品を販売する店は自然に淘汰されるでしょう。多分、百貨店や衣料品店、雑貨屋、ワクワクを与えてくれるモールもなくなる可能性があります。

さらにメタバースが中心となれば住むところもそんなに拘らなくなるでしょう。都心も便利な場所ではなくただ家賃が高く狭い場所となります。郊外・地方の方が広く安いのでそれならそっちに住もうとなります(もしかしたら広さは必要もないかもしれません。)。当然地価にも影響を与えるでしょう。

少し考えるだけで様々な影響が考えられます。スマホが普及する前と後で大きく生活環境が変わったくらいに大きな変化が訪れるのではないのでしょうか?

 

不動産投資への影響は?

不動産への影響も大きいと思っています。一言に不動産といってもあまりにも幅広いので自らが行なっている不動産賃貸の面で考えてみたいと思います。
コロナ禍前までは通勤時間を短縮しようと都心の極小住宅に住む人が増えました。なぜなら仕事して飲んだり、習い事などをしたりしていたら家にいる時間はほとんどありません。家は寝るだけの場所でしかないので狭くても問題なかったのです。

でも、コロナ禍によってリモートワークが当たり前になり、家に閉じこもる時間が増えました。そして、その発展系であるメタバースが当たり前なると高い賃料が必要な都心・駅前に住む必要がなくなります。

不動産投資の王道であった人口集積エリアへの投資は通用しなくなるでしょう。国土から狭いと言われている日本ですが使っていない土地は沢山あります。そこが住宅として提供されたら今時の設備を備えた家に安く住むことができるようになります。そうなると人が住まなくなった都心の賃料は下がるでしょう。新たな住宅も一定の投資が必要なのでそれらを回収する程度の賃料水準になるでしょう。土地代が殆ど掛からないエリアだったら賃料はもっと激安になる可能性もあります。これに自動運転が加わったら更にこの傾向に拍車が掛かると思っています。

スマホの普及によって10年前では想像できないくらいに生活が一変したように、メタバースによって働き方や暮らし方が変わってしまう可能性を秘めているのです。もしかしたら、将来的には視覚以外の味覚・嗅覚・触覚といった五感も仮想空間で感じることができるようなソードアートオンライン』みたいな世界が訪れたらもっと世界が変わってしまうでしょう。でも、そんなに遠い未来でもないような気がします。

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

 

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